使用したのは、高性能グラスウール16kg品の105ミリ品を4層、合計420ミリです。
隙間を少なくするためにそれぞれの層は直角なるように縦・横・縦・横というように並べます。

桁上に張った24ミリ合板で床がある状態ですので、断熱材の上に上っても大丈夫ですが、上るとすごいへっこみます。この状態(笑)

桁から500ミリまでの壁部分には、桁上断熱の前にあらかじめ幅の狭い断熱材がはめ込まれています。
1,2階の壁と同じ施工方法。

桁上断熱は天井断熱と比べて、柱・間柱などの木材が貫通する部分が少ないですが、屋根を支える小屋束が貫通しているので、その部分もちゃんと断熱材をくりぬいて充填を行います。
また、小屋束も少なくしたいので、屋根垂木にせいの高い105ミリを使用して、母屋の間隔は広めの135cm間隔としています。

桁上断熱の弱点は、梁・桁が全部断熱材で囲われてしまうため、敷いてしまうと足場のないこと。
断熱材の上に上っても大丈夫ですが、ふわふわしすぎて歩きにくいし、歩くたびに断熱材がずれてしまいます。
そのために、一定間隔で足場となるツーバイテン材を並べてゆきます。現場で大工さんが使っている足場板と同じ材料。

桁上断熱、やってみて楽しいです(笑)
雲筋交い、小屋束など障害物があったり、基本踏んじゃいけない断熱材の部分。足場はまばらでそこそこ不安定だけれど、まぁ踏み外しても断熱材がちょっとずれるだけで安全だし、ずれたとこは戻せばいいだけ。
なんか木登りしてる気分。秘密基地、ツリーハウスのイメージ。オトコノコ心をくすぐられます。
ちょっとした遊び場になりそう。
